既にお伝えしているとおり,7月19日,MMORPG「
グラナド?エスパダ プラス」(以下,GE)が3周年を迎えたことを記念する
オフラインイベントが開催された。このイベントには,GEの開発元である韓国IMC Gamesから,代表取締役 CEO
キム?ハッキュ氏がゲストとして登場。そこで4Gamerではイベント終了後,GEの今後や日本独自企画の進捗,そして次回作などについてキム?ハッキュ氏にお話を伺った。
より受け入れられやすくするため序盤をリニューアル
党員募集掲示板も設置
4Gamer: 本日はよろしくお願いします。GEは,日本での正式サービス開始から3年が経ちます。今現在,GEではどういった方針で開発を進めているのですか?
キム?ハッキュ氏:キム?ハッキュ氏 |
これまでのGEでは,新しいコンテンツを充実させ,ストーリーを展開することに重点を置いていました。ようやく,やりたかったことの基盤を一通りお見せできたといえます。そこで現在はGEを一度振り返り,今までプレイヤーの皆さんに不便を強いていた部分を改善したり,まだ足りない部分を補ったりという作業を中心に行っています。
というのも,新コンテンツを積み重ねていくという作業は,ずっとGEを続けてきた既存のプレイヤーを対象にしたものだからです。今まで作ってきたものの,さまざまな部分を見直し,手を加えることで,新規の方でも違和感なくゲームに入り込めるようにしたいと考えたのです。
4Gamer: より多くの人に受け入れられやすい形にするわけですね。
キム?ハッキュ氏: 私がGEの開発に着手したころは,“GE独自の仕様”や“GEらしさ”というものにこだわっていました。現在プレイしているのは,それについて来てくださった皆さんです。しかし残念ながら受け入れてくださらなかった方もいましたし,またこれから新たにGEに触れる方もいらっしゃるでしょう。そこで,こだわりを残したまま,より親しみやすいものに作り変えているんです。
4Gamer: 具体的に,どういった形になるのでしょう?
キム?ハッキュ氏: 導入部分のクエストを中心に,より初心者に分かりやすい内容にしています。継続してプレイしている方は,積み重ねられてきたストーリーを一つ一つ段階的に追ってきていますが,初めての方はそうはいきません。そこで広がりすぎたストーリーを,一つの明確なラインに沿ったシンプルな形にまとめています。もちろん,チュートリアルにもかなり手を加えています。
4Gamer: 序盤のストーリーが変わってしまうということですか? 個人的な話で恐縮ですが,GEの序盤は何度も繰り返してプレイしたので,あのストーリーが変わってしまうのであれば少々残念です。
キム?ハッキュ氏: いえいえ,ストーリー自体はそのままですよ。ただ,同じ作業を反復させるようなクエストや,意味もなくあっちこっちに移動しなければならないといった部分を見直してシンプルにしています。その方が,よりストーリーに入り込めますよね。
4Gamer: なるほど,安心しました。
キム?ハッキュ氏: コミュニティの形成についても,今まではプレイヤーの自主性に任せていました。しかし,より自然に,かつ必然的に交流が図れるよう,サポートするシステムを導入します。例えば,以前から要望の多かった「メールシステム」です。このシステムがあれば,ログインしている時間が合わないプレイヤー同士でも交流が図れますし,アイテムを添付できるのでプレゼントを贈るのにも使えます。
4Gamer: 新しく党に加入した人に,お祝いメールを送ったり記念プレゼントをあげたりなんてこともできますね。
キム?ハッキュ氏: また,党メンバーの募集もシステム的にサポートします。募集掲示板をゲーム内に設置して,クリックするだけで党の募集要項を確認できるようにしたり,加入申請を行ったりできるようになります。
4Gamer: コロニー戦やレイドボス討伐を次々に導入し,プレイヤーに党(ギルド)加入を推奨していたことを考えると,今までなかったことが不思議なくらいですよね。
キム?ハッキュ氏: それこそ,これまでMMORPG慣れしている人を優先して開発してきた我々の姿勢を物語っています。今回は,そういった点にも配慮して改善しています。
日本からの要望に応じたレイドボスのミッション化
今後も要望には積極的に対応
キム?ハッキュ氏: レイドボスといえば,従来のオープンな形式から,インスタンスミッション形式に変更します。
4Gamer: 何か変更の理由はあるのですか?
キム?ハッキュ氏: GEのプレイヤーの多くは社会人ですから,それほど長いプレイ時間を作れません。しかし従来のレイドボスに採用していた仕様は,いわば早い者勝ちですから,プレイ時間が長い人ほどチャンスが多くなってしまいます。そこでミッション化することにより,例え週末しかプレイできない人であっても,等しくレイドボス討伐のチャンスが与えられるようにと考えたんですよ。
4Gamer: うーん,GEの初期仕様って,やはりレイドボスはミッション形式でしたよね。そこでサーバー負荷などの問題が生じたのでオープン形式に変化したと記憶しています。そうした問題は解決しているのでしょうか?
キム?ハッキュ氏: サーバー負荷に関しては,もう問題ありません。
また,当時オープン形式にした理由の一つは,先行したプレイヤーがレイドボスを討伐しまくった結果,私達が想定していた以上に多くのレアアイテムを手に入れてしまったからなんです。それではゲームバランスも崩れますし,コンテンツの消費速度も上がってしまいますから,やむなくミッション形式を廃止したんです。
4Gamer: 再び同じ問題が起きる懸念はないのでしょうか?
キム?ハッキュ氏: 新たな仕様のレイドボスミッションは,基本的に1プレイヤーにつき1日1度しか挑戦できません。また最新アップデートで導入されたばかりのレイドボスは,すぐにミッション化されるわけではなく,今までどおりオープン形式で早い者勝ちになります。つまり,ミッション化されるのは導入されてから時間の経ったレイドボスなんですよ。
4Gamer: 最新最強のレアアイテムを入手できるのは,今までのように限られたプレイヤーになる,と。その一方で,二番手三番手のレアアイテムなら,より多くの人が手にするチャンスを与えられるんですね。
キム?ハッキュ氏: そういうことです。ちなみにこの仕様変更は,日本のプレイヤーの皆さんから多くの要望をいただいた結果,実現したものなんですよ。そのほか,細かい点でも日本の皆さんから指摘を受けた部分を改善しています。
4Gamer: 日本のプレイヤーは,結構,開発者の意図と異なる要望を出してい
引用元:
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